やっとはっきりしてきた
学生の時は課題についていくことにとにかく必死であり、
建築の言語の方言ぶりに
困惑していたものだった。
自分を客観的に見つめる間もなく、
誰かと何かを競争していたという記憶が強い。
卒業して3年経って
前から抱いていた海外に行きたい想いが出てきて、
それがどこから来ているのか
明確に分からずにいて
留学も出来たけれど
何となく過ごしてしまうことに違和感と嫌悪感を感じて
やめてしまっていた。
東京にいるからこそ
出来ることが少ないことを目の当たりにしてきて
ただでさえゴミゴミとしてこの街に
空間を提案することが暴力にも感じていた部分もあった。
ただ今までは”足す”の思想しかなかっただけであり、
そうでないことも提案していいことに
気づいてきた。